居抜き物件でよくあるトラブルとは？退去・入居時それぞれのケースを解説
店舗やオフィスとして利用するための居抜き物件を探している場合、賃貸借契約を結んだ後にトラブルが起きやすい点には注意が必要です。
また、居抜き物件を契約する前には、どのようなトラブルが起こるリスクがあるか把握しておかなければなりません。
そこで今回は、居抜き物件でよくあるトラブルとして、退去時の原状回復と、入居時の設備や廃棄物に関するケースを解説します。
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居抜き物件のトラブル①退去時の原状回復
居抜き物件は、前の入居者が使っていた設備が残った状態で契約しますが、退去時の原状回復を巡りトラブルになることがあります。
なぜなら、居抜き物件に入居した方が退去する際には、自分が入居したときの状態ではなく、前の入居者が契約したときの状態にしなくてはならないからです。
また、契約内容によっては、スケルトン状態まで戻してから返却しなければならないケースもあります。
ただし、家主から承諾を得たうえで入居時の設備や内装を残せることもありますので、原状回復については賃貸借契約書を確認することが大切です。
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居抜き物件のトラブル②入居時の設備
実際に居抜き物件に入居してから発生しやすいのが、室内に残された設備と譲渡品リストの内容が違うといったトラブルです。
反対に、譲渡品リストにない設備が室内に残されているケースでも、処分を巡りトラブルになることがあります。
このほかにも、譲渡品リストどおりの設備であっても不具合がある場合に、故障した設備の修理費用の負担先でトラブルになりやすい点に注意が必要です。
こうした入居時の設備に関するトラブルを防ぐには、前の入居者の立ち会いのもとで、設備リストと動作状況をチェックおこなうのがおすすめです。
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居抜き物件のトラブル③入居時の廃棄物
居抜き物件の入居時によくあるのが、前の入居者と自分との合意のもとで残された設備ではなく、廃棄物が残っていたことによるトラブルです。
廃棄物のなかには適切な処理が必要なものも多く、前の入居者が処理せず退去してしまい、自分が入居後に処理しなくてはならなくなるケースもあります。
悪臭などが原因で健康被害が出る廃棄物もあるため、入居時にはとくに注意したいトラブルの1つです。
こうした廃棄物を巡るトラブルを防ぐには、譲渡品リストはもちろんのこと、内装や設備状況を丁寧に確認したうえで、取り決め事項を造作譲渡契約書に残すことが大切です。
造作譲渡契約書には、廃棄処分の責任者や費用負担について記載し、取り決めに違反した場合の対処についても記載します。
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まとめ
居抜き物件の退去時には、どこまで原状回復するかを巡り、家主との間でトラブルが起きやすくなります。
入居時に発生しやすいトラブルとして挙げられるのは、残されているはずの設備がなかったり設備が故障していたりといったケースです。
このほかにも、入居時に廃棄物が残されているとトラブルになりやすいため、造作譲渡契約書を作成するのがおすすめです。
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エクストホーム メディア編集部
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