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年収500万円で5000万円の家は買える?無理のない返済比率の正解

マイホーム購入(戸建て・マンション)

谷口 正史

筆者 谷口 正史

不動産キャリア19年

株式会社エクストホーム代表取締役として、長岡京市・向日市を中心に地域密着で不動産業に携わっています。賃貸・売買・賃貸管理まで、分かりやすく丁寧なご提案を大切にしています。

長岡京市や向日市で家を考え始めた子育て世代の方から、よくご相談いただくテーマがあります。 それが、「年収500万円で5000万円の家って、やっぱり背伸びしすぎですか?」という悩みです。 最近は土地代や建築費が上がっていて、希望のエリアや間取りを考えると、どうしても予算が大きくなりやすいです。ですので、5000万円という数字に現実味を感じながらも、「でも本当に大丈夫かな」と不安になるのは自然なことです。 ここで大事なのは、銀行の審査が通るかどうかと、家族が安心して暮らし続けられるかどうかは別だということです。 この記事では、借入5000万円の返済シミュレーションを見ながら、無理のない住宅ローンの考え方を一緒に整理していきます。

条件 試算結果
借入額 5000万円
金利 年1.0%
返済期間 35年
毎月返済額 約14万1143円
年間返済額 約169万3714円
年収500万円に対する割合 約33.9%

1.年収500万円で5000万円の家、やっぱり背伸びしすぎ?

まず結論から言うと、年収500万円で5000万円の家を考えること自体は、決して珍しいことではありません。 長岡京市や向日市周辺でも、駅に近い場所、子育てしやすい環境、広さ、駐車場などを求めていくと、必要な予算がどうしても大きくなりやすいです。

ただし、「考えること」と「無理なく買えること」は別です。 住宅ローンでは、思っているより大きな金額まで借りられる場合があります。ですが、その数字だけで進めてしまうと、家を買った後の暮らしがしんどくなることがあります。

私たちが資金計画のご相談で大切にしているのは、「この家が買えるか」だけではなく、「この家で、この先も笑顔で暮らせるか」です。 家はゴールではなく、暮らしの土台です。だからこそ、少し慎重なくらいがちょうどいいと考えています。

大事な考え方銀行のOKと、家族の安心は同じではありません

住宅ローンは、審査に通ることが正解ではありません。買った後の生活費、教育費、将来の貯蓄まで含めて無理がないかを見ることが、本当の意味での正解です。

2.銀行はOKでも、生活はかなり厳しいという現実

年収500万円の方でも、条件によっては銀行の事前審査で5000万円近い借入ができるという結果が出ることがあります。フラット35の基準では、年収400万円以上700万円未満の方は、住宅ローンだけでなく、他のローンも合わせた1年分の返済額が、年収の35%以下に収まっているかどうかが一つの目安になります。つまり、銀行の審査基準で考えると、思っているより大きな金額まで借りられることがあるのです。

ですが、ここで見落としやすいのが、実際の家計です。 年収500万円は、税金や社会保険料が引かれる前の会社からもらう総額です。毎月自由に使えるお金は、そこからかなり減ります。

しかも、住宅ローンの返済だけで暮らしは終わりません。 食費、光熱費、通信費、車、教育費、日用品、保険、固定資産税、修繕費。家を持つと、ローン以外にも継続的にかかる費用があります。 子育て世代なら、習い事や塾、進学費用もあとからじわじわ増えていきます。

ですので、5000万円の借入が銀行の審査では通る可能性があるとしても、生活の質を守るという意味ではかなり厳しい可能性が高いです。 エクストホームとしては、ここを正直にお伝えしたいです。

3.返済比率は何%が正解?|25%・20%・30%の違いを整理

年収のケーキの分け方イメージ

返済比率って、簡単に言うと何?

返済比率というのは、年収に対して住宅ローンの返済額がどのくらいの割合か、という考え方です。 難しく聞こえますが、もっとやさしく言うと、**お給料のうち、何割をローンに回すか**です。

お財布の中身をケーキに例えると分かりやすいです。 会社からもらう年収が大きなホールケーキだとすると、税金や社会保険料で先に何切れかなくなります。残ったケーキの中から、生活費、教育費、貯蓄などに分けていくわけです。 その中で住宅ローンが大きすぎると、ほかに回せる分がかなり苦しくなります。

25%は現実的。20%は安心。30%は慎重に見たいライン

一般的には、住宅ローン返済の目安として25%前後がよく使われます。 これは、家と暮らしのバランスが比較的取りやすい、現実的なラインとして考えられることが多い数字です。

一方で、20%前後まで抑えられると、かなり安心して暮らしやすくなります。 物価が上がったとき、教育費が増えたとき、車の買い替えが来たときでも、家計に少し余白を残しやすいからです。

ただし、ここで正直にお伝えしたいことがあります。 **20%は安心ですが、その分、選べる家の幅は狭くなりやすい**です。 駅距離、広さ、新しさ、エリアの人気など、全部を求めると届かないこともあります。

逆に30%前後は、家に対して理想を叶えやすいラインではありますが、その分、生活は窮屈になりやすいです。 だからこそ、20%だけを絶対の正解と考えるのではなく、25%なら現実的か、30%だと暮らしに無理が出ないか、20%に近づけるには何を工夫できるか、という視点で考えることが大切です。 大事なのは、数字だけで決めることではなく、ご家族のライフプランに合っているかどうかです。

考え方 見方
20%前後 かなり安心寄り。将来の教育費や修繕費にも備えやすい一方で、選べる家は狭くなりやすい
25%前後 現実的な目安。家と生活のバランスが取りやすく、家計管理もしやすいライン
30%前後 理想の家に近づけやすいが、暮らしはかなり窮屈になりやすい

4.返済シミュレーション|5000万円を借りると毎月いくら?

月々の支払いは約14万1143円です

借入5000万円、金利1.0%、35年返済で計算すると、毎月返済額は約14万1143円です。年間では約169万3714円になります。 年収500万円に対する割合で見ると、約33.9%です。

この数字を見ると、かなり重たいと感じる方が多いと思います。 しかも、これは住宅ローンだけの話です。ここに固定資産税、修繕費、火災保険、将来のメンテナンスを足していくと、毎月の負担感はさらに大きくなります。

手取りから引くと、思った以上にきついです

年収500万円のご家庭では、毎月手元に残るお金はざっくり30万円台前半くらいで考える方が多いです。 そこから約14万円のローンを払うと、残りは20万円を切るか、かなり近い水準になります。

残りのお金で、食費、光熱費、通信費、車、教育費、日用品を回すとなると、かなりタイトです。特に、お子さんが小さいうちは何とかやりくりできても、中学・高校・大学と進むにつれて苦しくなりやすいです。

5.5000万円の家を無理なく目指すための工夫

自己資金があると見え方が大きく変わります

年収500万円でも、5000万円の家を現実に近づける方法がまったくないわけではありません。 一番わかりやすいのは、自己資金、つまり頭金を入れることです。

たとえば5000万円の家でも、500万円を自己資金で入れて借入を4500万円にできれば、毎月の負担はかなり変わります。 頭金はゼロでも買える時代ですが、無理のない返済を考えると、やはり自己資金の有無は大きいです。

親御様からの援助があるかも大きなポイントです

ご両親からの援助がある場合も、資金計画は大きく変わります。 すべてを自分たちだけで抱え込むのではなく、使える制度や家族の支援をどう活かすかも大切です。

もちろん、援助を前提に無理をするのはおすすめしませんが、現実的に使える選択肢があるなら、早めに整理しておくと予算の考え方が変わります。

金利選びも、毎月の負担を左右します

住宅ローンは、変動金利・固定金利・ミックスローンなど、選び方によって月々の負担や将来の安心感が変わります。 金利が少し違うだけでも、長い目で見ると差は大きいです。

ただ、金利が低いからそれだけで正解、ということではありません。 ご家庭の収入の安定性、今後の働き方、お子さんの予定なども含めて選ぶ必要があります。 ですので、数字だけでなく、暮らしに合った借り方を一緒に考えることが大切です。

年収500万円で5000万円は“かなり慎重に見るべきライン”です

今回の試算では、年収500万円に対して返済の割合が約33.9%です。これは、一般的な目安25%をかなり上回っており、銀行の審査では通る可能性があっても、実際の暮らしまで考えるとかなり慎重に見たほうがよい水準です。

ですので、5000万円の家は「絶対に無理」とまでは言いませんが、頭金を入れる、予算を下げる、土地と建物のバランスを見直す、エリアの優先順位を整理するなど、何らかの工夫が必要になりやすいです。

前向きな考え方「無理です」ではなく、「どう整えれば叶うか」を見る

予算を下げるだけが答えではありません。頭金、援助、エリアの優先順位、物件選定、金利の選び方。どこを調整すると無理のない形に近づくかを一緒に考えることが、エクストホームの役割だと考えています。

6.まとめ|まずは一緒に、お金の健康診断からはじめましょう

年収500万円で5000万円の家を買えるか。 この問いに対して、エクストホームの答えは、「銀行の審査に通るかどうかより、ご家族のライフプランに合った返済比率になっているかが大切です」です。

一般的には、25%前後が家と生活のバランスを取りやすい現実的なラインと考えられています。 20%前後まで抑えられると安心して暮らしやすくなりますが、その分、家に対する妥協点は増えやすくなります。 一方で、30%前後は理想の家に近づけやすい反面、生活はかなり窮屈になりやすいです。 だからこそ、大切なのは「何%が正解か」と数字だけで決めることではなく、その返済計画がご家族の暮らし方に合っているかどうかが大切です。

今回の条件では、毎月返済額は約14万1143円、年収に対する割合は約33.9%です。 これは、家に対する希望は広がりやすい一方で、生活の質を守るという意味ではかなり慎重に見たほうがよいラインです。

長岡京市・向日市で、家族らしい豊かな暮らしを実現するためには、家の大きさや立地だけでなく、お金の流れまで含めて整えていく必要があります。 私たちは、無理に背中を押すのではなく、理想と予算のバランスを一緒に考える伴走役でありたいと思っています。

まずは一緒に、お金の健康診断からはじめましょう。 「いくらまでなら安心か」「どこを工夫すれば理想に近づけるか」を整理するだけでも、家づくりの見え方はかなり変わります。

無理のない予算が分かると、家探しは一気に進みやすくなります。

お客様一人ひとりの「納得」と「満足」を本気で大切にする、地域密着の不動産会社です。

※Googleマップで★4.9/361件(2025年12月時点)の口コミ評価をいただいています。
※本記事は一般情報であり、借入条件や家計状況によって適切な金額は異なります。具体的な借入や返済計画は、金融機関・専門家にもご確認ください。

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