
年収別いくらの家が買える?300万・500万・700万円台で徹底シミュレーション
「自分の年収でどれくらいの家が買えるのか?」──これはマイホーム購入を考える方が最初に抱く疑問です。 住宅ローンは年収・金利・返済年数で大きく変わります。 この記事では変動金利0.6%・返済期間35年を基準としながら、銀行審査で使われる審査金利3〜4%も踏まえて、 年収300万・500万・700万円台のケースを京都府長岡京市・向日市・大山崎町エリアを例に解説します。 無理のない「返せる額=返済比率25%」を安全ラインとして試算しています。
1. 年収300万円のケース|現実的な購入ライン
年収300万円の25%は年間返済額75万円(月約6.25万円)。 審査金利3.5%・返済期間35年の場合、借入可能額は約1,900〜2,200万円が実務的な目安です。 登記費用・火災保険・仲介手数料などの諸費用(約8〜10%)を考慮すると、 実際に購入できる物件価格は1,800〜2,000万円台が現実的。 長岡京市や向日市では、中古マンションや小規模な中古戸建が中心となります。
要約:年収300万円なら借入上限2,200万前後。物件価格は1,800〜2,000万が目安。
2. 年収500万円のケース|最も多いボリューム層
年収500万円の25%は年間125万円(月約10.4万円)。 審査金利3.5%・35年返済では借入可能額は約3,300〜3,800万円が一般的な上限です。 諸費用を差し引くと、実際に購入できる物件価格は3,000〜3,500万円台が現実的。 長岡京市・向日市ではこの層が最も多く、小規模な新築戸建や比較的広めの中古マンションが選択肢に入ります。 共働き家庭は教育費期と重なるため、返済比率25〜28%(月9〜11万円)に抑えると安心です。
要約:年収500万円なら借入3,300〜3,800万。実際の購入価格は3,000〜3,500万が安心ライン。
3. 年収700万円のケース|選択肢が広がる層
年収700万円の25%は年間175万円(月約14.6万円)。 審査金利3.5%での借入上限は約4,600〜5,100万円。 諸費用を考慮すれば、実際に購入できる物件価格は4,300〜4,800万円台が現実的です。 この層では、長岡京市・向日市の大型新築戸建や高利便マンションも十分選択肢に入ります。 ただし生活費・教育費・老後資金を見据え、返済比率22〜23%(月13万円前後)で設計するとより安心です。
要約:年収700万円なら借入4,600〜5,100万。購入価格は4,300〜4,800万が無理のない範囲。
4. 実行金利と審査金利の違い
住宅ローンには「実行金利」と「審査金利」の2種類があります。 実行金利は実際に支払う金利で、現在は0.6〜0.8%前後が主流。 一方の審査金利は3〜4%で、金利上昇リスクを見込んだ「返済余力チェック」のために使われます。 そのため、実際に借りられる額は計算上より1〜2割低くなるのが一般的です。 本記事では読者が比較しやすいよう、両方の視点で解説しています。
要約:審査金利3〜4%で算出。実際の借入上限は理論値より1〜2割低くなる。
5. 長岡京市・向日市周辺の住宅相場
長岡京市・向日市では、新築戸建が3,800〜4,800万円台、中古マンションは2,000〜3,000万円台が中心です。 年収500万円層では「駅近の新築戸建」も視野に入り、年収700万円層なら「土地付き新築+駐車2台可」など選択肢が拡がります。 一方、年収300万円層は「リフォーム済み中古+低金利ローン」の組み合わせが現実的。 地価は上昇傾向にあるため、頭金と諸費用を含めた総予算設計が重要です。
要約:長岡京・向日市では新築3,800〜4,800万、中古2,000〜3,000万が主流相場。
まとめ|無理のない資金計画で安心の家づくりを
マイホーム購入では「借りられる額」より「返せる額」で判断することが何より大切です。 年収300万円なら2,000万円前後、500万円なら3,500万円前後、700万円なら4,500万円台が実態的な目安。 審査金利で見てもこの範囲が現実的で、返済比率25%以内を維持すれば家計にもゆとりが生まれます。 エクストホームでは、資金計画から物件探しまでトータルでサポートしています。
要約:審査金利3〜4%ベースで見た現実的予算を意識。25%ラインが安心の指針。
