不動産売却における注意点とは?2つの契約内容の違い・離婚・媒介契約の種類も
不動産売却においてどのような注意点があるのか、詳しく解説します。
土地や家屋を売るための契約の種類、離婚時に気をつけたい点、3つの媒介タイプについてもわかりやすく解説します。
さまざまな疑問や不安を持っている方にもきっと役立つ記事です。
不動産売却における注意点・「仲介と買取の契約内容の違い」とは?
まずは、土地や家屋を売る際に気をつけたい「仲介」と「買取」の違いについて解説します。
契約内容には2種類あり、それが「仲介」または「買取」なのです。
仲介の意味
売り主が「仲介」を選んだ場合は、不動産業者をとおして土地や家屋を売ります。
不動産業者がおこなうことは売り主の不動産を査定したり売り主と媒介締結を結んだり、チラシやウェブチラシなどで土地や家屋を宣伝することなどです。
オープンハウスもそうですが、該当物件が売れない時に売り値やチラシの文言を考え直したりするのも販売活動の一部です。
買取の意味
これに対して「買取」とは、該当物件を買うのが不動産業者です。
買取は仲介に比べれば売値が低い傾向がありますが、売り主と業者間で売買の条件がまとまれば、すぐに不動産が売れます。
現金を手にするまでの期間も短いです。
この買取にも2種類あり、購入までの期間が短い「即時買取」と、業者が仲介をして売れなかった場合に業者が買い取る「買取保証」があります。
不動産売却における注意点・離婚する際は?
不動産売却に離婚が関わる場合についても知っておきましょう。
たとえば、すぐに財産分与をしたい場合は戸籍を分けてからにすること、譲渡所得税はどこに来るのか確認しておくことなども注意点です。
2人とも住まない場合でも、残債によっては売るに売れないことも。
また、不動産所有の名義を夫から妻にしてローン名義は夫のままの場合、支払いの滞納リスクも考えられます。
反対に、夫名義の不動産を妻名義にしてローン名義も妻に変える場合、銀行や信金の審査を受ける必要があるのです。
不動産売却における注意点・3種類の媒介契約
不動産売却には「一般媒介」、「専任媒介」、「専属専任媒介」の3種類の契約があり、それぞれ向き不向き、メリットやデメリットも異なります。
業者が1つでは満足しない人、自分で取引相手を探したい人、売り止めや囲い込みリスクを避けたい人、販売活動により力を入れてほしい人など。
信頼のおける業者とよく相談して決めることが重要です。